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L-92は花粉症などのアレルギーに効くのか?

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L-92はアレルギーに効くことを確認

乳酸菌L-92(『インターバランス L-92』などの商品名で売られているカルピス社の商品)というのがあり、試してみました。あくまで私個人の場合での結果ですが、長期に渡って服用するとかなり効くことがわかりました。食品として広く使われている乳酸菌の一種なので、副作用はないと思われます。それまでは、普通の医薬品を使っていましたから、L-92は、その点で安心と言えると思います。

あくまで一個人の体験

効くと言っても、あくまで一個人の体験に過ぎません。科学のわからない人は、この意味が理解できないかもしれません。薬品が効く、効かないというのは、普通、確率的な現象です。しかも、様々な要因が関わっていることが多く、L-92を服用したら、アレルギーが治ったと言う体験をしても、必ずしもL-92が原因とは限りません。たまたま偶然に同時に発生した別の原因がアレルギーを治したかもしれません。もちろん、L-92と何か別の要因が複合的に作用して効き目を現すという可能性もあります。そう言うわけで、一人の人間の体験だけでは、L-92がアレルギー治癒の原因と断定することはできないのです。

一人の個人の体験も有益な情報となる

そう書くと、一個人の体験など意味をなさないように見えますが、そうではありません。一人の個人の体験であっても、有益な情報となりえます。と言うのも、大人数の研究で得られたデータでは、埋もれてしまうようなことも、一個人の体験でははっきり見ることができるため、傍証としての役目を果たしたり、新しい発見へのきっかけとなる可能性があるからです。そもそも、医学や薬学の実験は、制約がつきまとい、大抵は実証科学として完璧なものにはなりえませんから、人数が多ければ、完璧というわけでもありません。こういう領域では、常に両方のデータが必要になります。「例外は死ね」というわけにもいきませんしね。

L-92の効果・・・私の場合

それで早速、L-92の効果に書くと、私の場合、最初に気づいたのは、おならがにおわなくなったということです。これは詳細をこちらに記載しました。最初は、350ml入りのL-92の飲むヨーグルトタイプの飲み物として摂取していました。これには、砂糖は含まれておらず、合成甘味料のアスパルテームが使われていました。

最初は花粉症への効果は少なかった

花粉症に効くかもしれないと思って試していたわけですが、その時は、アレルギーに対する効果はあまり感じられませんでした。「効果がある」と言われれば、「あるかもしれない」と思う程度でした。それまでは、花粉症対策として「デキストロメトルファン臭化水素酸塩」を主成分とする薬品(商品名『エスエスブロン液L』(エスエス製薬))を使っていましたが、実際には少し効いていると言う程度で、花粉症を完全に押さえ込むには至っていませんでした。私の場合、花粉症の症状は、咳(せき)ですが、デキストロメトルファン臭化水素酸塩の「エスエスブロン液L」では、咳が少し減っただけで、咳をしながら、何とかかろうじて話ができると言う程度にしか改善しませんでした。しかも、同時に皮膚にもアレルギーによる湿疹が1〜2箇所できて困っていました。こちらの方は、皮膚科の専門医の診断によれば、空気中のチリが原因のもので、通年的に発生していましたが、花粉症の時期に大変悪化していました。原因はわかりませんが、花粉症と合併するのか、ストレスが高まるためか、どちらかまたは両方でしょう。

甜茶でも花粉症への効果は薬とあまり変わらない

実際には、エスエスブロン液L(デキストロメトルファン臭化水素酸塩)をやめた直後は「甜茶」を試してみました。デキストロメトルファン臭化水素酸塩に習慣性はないとはいえ、こんな薬を毎日、日に何回も服用するのは、あまりにも不健康なことなので、早くやめたかったのですが、「甜茶」が効くという話があったので、まず「甜茶」を試してみたわけです。すると、ブロン液Lとあまり効果は変わらないので、馬鹿馬鹿しくなって、ブロン液Lをやめてしまいました。実際には、ちょっとブロン液Lよりも効果が弱いかなと言う感じでした。効果は弱まっても、薬品から解放される方を選んだわけです。

L-92の長期服用で花粉症への効果が徐々に増大、湿疹も治癒

それで翌年ぐらいにL-92を試してみました。L-92と同時に甜茶を飲んでいるので、甜茶とL-92の効果を分離できないのが残念です。しかし、前述した「おならがにおわなくなる」という変化が1〜2週間で現れ、何か変化が起こり始めました。甜茶は花粉症の時期に当たる2月から4月末までしか飲みませんが、L-92は年中飲んでいます。途中、生きたL-92が含まれている100ml入りの小さなビンのものに変えたり、濃縮タイプを水で薄めたりして、飲み続けました。すると、花粉症の時期に症状が徐々に緩和されてきているのを感じました。また、皮膚にできる湿疹が徐々に消失し、ほぼ全く出なくなりました。湿疹の方は目に見えるので、明らかな効果と言えるでしょう。

L-92は継続的な服用が必要

最近では、カプセル剤を経て、錠剤の服用のみになりましたが、ずっと継続しています。L-92は、継続しないと効果がありませんが、効果が出た後も継続しないと恐らく効果が持続しないと思います。と言うのも、L-92は、恐らく排便時に一緒に体外に排出されるはずなので、常に供給し続けないといけないと思われるからです。これは他の乳酸菌と同じです。「生きたまま腸に届く」と書かれていると、そのまま腸で生き続け、増え続けると思いがちですが、全部きれいに排出されますから、乳酸菌は取り続けるしかありません。ただ、乳酸菌は生きていようが、死んでいようが、効果は同じなので、生きているか死んでいるかは、考える必要がありません。いずれにせよ、L-92は服用を続けて、効果が出たら、そのまま服用を続けていくことが必要です。試すときは、そのつもりで試しましょう。

私のL-92の服用量は目安量の1.5倍〜3倍程度

服用する際の量ですが、私の場合、少し多めに取っています。最初の頃は、目安量の2倍〜3倍ぐらいの量でした。今ではさすがにもったいないので、1.5倍ぐらいです。但し、花粉症の時期には2倍〜3倍ぐらいまで増やします。1.5倍量の時は、毎食後に一粒ずつ服用して、一日3粒服用しています。一日の目安量が二粒なので、これで1.5倍の量となります。取りあえず、3倍ぐらいの量を長期に取っても副作用は出ませんでした。

L-92は医薬品でも特定保健用食品でもない

L-92について留意すべき点は、これが「医薬品」でも「医薬部外品」でもなく、「特定保健用食品」としても認可されていないことです。あくまでこれは「食品」ですから、まだまだ効果が実証されていないことを十分に認識する必要があります。つまり、L-92の服用は自己責任ということになります。とはいえ、L-92の効果を検証する実験はいくつも行われており、カルピス社のサイトでも少し公表されています。下記にそのグラフを引用します。

L-92の短期間服用では、花粉症に対する効果はわずか



プラセボとは、本当の薬の効果を知るために与えられる偽物の薬です。病は気からと言う様に、気持ちの持ちようで病気の症状は大きく変化しますから、プラセボを与えないと、薬の効果は測定できません。上記グラフを見るとプラセボよりもちょっと効果があるかなと言うところです。ただ、8週間ぐらいで効果を感じたことはないので、8週間ではこんなものだろうと思います。ちゃんとした効果を出すには、1年以上の長期に渡る実験をしないとだめでしょう。それにしても、目のかゆさとか鼻づまりや鼻水の量などは測定の信頼性が問題になりますね。

皮膚炎に対する効果はもう少し大きい



上のグラフを見ると、湿疹など皮膚症状の改善はかなり顕著の様ですね。やはり皮膚のかゆみの測定信頼性が問題になりますが、p<0.001というのは、立派な数値と言えるので、かなり信用できるのではないかと思います。研究者としては、こういうところを重視するものなのです。p<0.1は、少し笑えますが、これは10中8、9正しいという様な意味です。その程度の正しさでは、危ない薬の場合、使えません。この場合、乳酸菌なので、平気ですが・・・(笑)。

やはりたくさん服用した方が正解らしい


現在売られている錠剤の場合、1錠当たりL-92が10mg含有されています。一日の目安量は二粒なので、L-92を20mg摂取することになります。上のグラフを見ると、その目安量の3倍の60mgを服用するのが最も効果的ということになります。昔、私が毎日3倍量服用していたのはむだではなかったと言うことになりそうです。アレルギーに困っている人は、取りあえず3倍量取って、様子を見てみるといいかもしれませんね。1年〜2年ぐらいして、結果が明らかになってきた時点で、量を減らして行き、効果が持続する最低量を模索するといいかもしれません。ただ、あくまでも自己責任でおためし下さい。

医薬品でも効果には個人差がある

当たり前のことですが、医薬品なら必ず効くというものではありません。前述のように、薬が作用するには、いろいろな要因が絡んでいます。人間の体は非常に複雑にできていますから、単純に考えてはいけません。健康食品や医薬部外品の宣伝は得てしてそう言うところを無視し、話を単純化して、無知な人をだまそうとする傾向があります。下記に前述の「エスエスブロン液L」と同じデキストロメトルファン臭化水素酸塩を主成分とする「メジコン錠」と「メジコン散」と言う医薬品の臨床試験の結果を掲載します。引用元は「JAPIC医療用医薬品データベース」です。



これを見るとわかりますが、5人に一人ぐらい効き目がないようですね。疾患によっては、3人に一人ぐらいに効果がありません。薬というのは、そういうものです。L-92の場合も、たぶん効く人と効かない人がいると思いますから、しばらく試してみて、だめならさっさとあきらめた方がいいかもしれません。その際、個人的には2年ぐらい試した方がいいと思います。
2009年6月1日


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